ゲームの快適さや写真や動画など3D編集ソフトの作業効率を向上させてくれる、重要な役割を果たすグラフィックカード。ヘビーユーザーやプロ向けの最上位モデルには20万円以上の高額なものなども用意されているなど、色々な用途に合わせて展開されています。

その中から最高級モデルと言ってもいい「ARESIII-8GD5」を紹介したいと思います。第三世代のデュアルRadeon R9 290Xを2基搭載されたビデオカードです。ASUS初の液冷用ブロック搭載モデルで、空冷クーラー搭載のものよりもスリムな見た目になっています。

スペックは、R9 290Xを2基搭載しているのでGPUのシェーダプロセッサ数は2816基、演算ユニット数は176基、ROP数は64基、メモリインタフェースは512bitになっています。GPUコアの最大クロック1030MHz、メモリクロックは約5000MHz(実クロック1250MHz)です。液冷専用仕様なので、R9 295X2よりも高スペックを出しつつ、オーバークロックによってさらに性能の向上が期待できる仕組みになっています。(※オーバークロックは自己責任です。行う時は詳しい人と一緒に行うのがおすすめです)

ARESIII-8GD5の実力!

実際にどれくらいのパワーあるのか検証してみた結果が以下になります。使用したテストマシンは、CPUにCore i7-4790k、メモリは16GB(8GB×2)、グラボはARESIII-8GD5と比較用にR9 295X2というスペックのものを使用しています。

ARESIII-8GD5を使用するには、別途で液冷ユニットを用意する必要があります。液冷ユニットはASUSの推奨製品であれば、後は予算と好みで選べば大丈夫です。ベンチマークテストでは、比較するグラフィックカードであるR9 295X2が4K解像度をターゲットにして造られたものなため、解像度は2560×1600ドットと3840×2160ドットの2種類での計測になります。

<BF4>
■標準設定
・ARESIII-8GD5→155.8、93.2
・R9 295X2→155.6、86.6

■高負荷設定
・ARESIII-8GD5→102.3、57.2
・R9 295X2→100.8、57.0

標準設定の3840×2160ドットでは、ARESIII-8GD5が4k解像度向けのR9 295X2よりも約9%スコアに差を出しました。BF4では、ARESIII-8GD5のほうが有意にプレイできるという結果になりました。

<ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア>
■標準品質
・ARESIII-8GD5→22453、16769
・R9 295X2→22069、16110

■最高品質
・ARESIII-8GD5→14773、10023
・R9 295X2→14412、9713

新生FF14では、ARESIII-8GD5が約2~4%の差をつけています。また、最高品質で3840×2160ドットで10000スコアを超えているため、解像度MAXの状態でも非常に快適プレイが期待できるという結果になりました。3840×2160ドットで快適にプレイできるとなると、今までのFF14の世界がガラッと変わりそうですね。

グラボ単体で約23万円という最上位モデルなだけある!という程にゲームでパワーを発揮してくれていますね。近年はゲーミング用PCといえばNVIDIA GeForceが優勢ですが、こうやってベンチマークスコアを見てみるとAMDをおすすめするのもいいかもしれません。単体でこれだけ高性能になると、他のPCでパーツのグレードアップする必要がでてきてしまいそうですね。これなら、思い切ってARESIII-8GD5モデルのハイスペックPCに買い替えたほうが安く仕上がりそうです。